顧客グループ化はどの情報を使う?

投稿者: | 2019年10月10日

「One to Oneマーケティング」は最強です。

One to Oneマーケティングとは、お客様一人、一人に応じた違う、内容の対応をすることです。

しかしながら、これを実行するのはかなり難しいです。

顧客数が数十人など少ない場合は可能ですが、多くなると実行は困難になります。

また、間違った対応をしてしまうと、かえって不信感を招いてしまい、マイナスになることも考えられます。

そこで、同じような顧客をグループ化して、グループ別の対応をするのです。

ところで、どのようして、似た顧客をグループ化するのか?ということをお話しします。

顧客の情報をなるべく多く収集できれば、様々な切り口でグループ化できます。

例えば、家族構成、職業、年収などです。

しかしながら、これらのプライバシーに関わる情報は収集するのは、基本的に無理です。

業種によっては可能ですが、それをマーケティングに使うのは道義的にも法的にも無理でしょう。

また、顧客にアンケートと称してこれらの情報を得ることは可能です。

しかしながら、答えたくない人も多いですし、答えたくない問いもあるでしょう。

このことから、情報の網羅性がありません。

また、疑うつもりはないのですが、正直に回答しているとも言えません。

つまり、情報の正確性は担保できないのです。

なので、使える情報としては、住所、氏名、性別など顧客基本情報とこれまでの、顧客別の「いつ、何を購入したか?」の購買履歴、それと、顧客との会話や問い合わせなどのやりとりをした、コミュニケーションの履歴になるでしょう。

コミュニケーションの履歴をきちんとデータベース化している会社はあまりないので、まずは顧客基本情報と購買履歴を使ってグループ化することが妥当と思います。