リピーターを生む鍵

投稿者: | 2019年4月24日

関係性マーケティングの要は顧客フォローです。

多くの会社は、売ったら売りっぱなしですね。

だから、リピートが増えないのです。

先日、ある方が電話相談されました。

「商品には絶対的な自信があるのに、リピートが少ない。」

というご相談でした。

お話を聞きますと、顧客フォローは特にしていないとのことでした。

ある会社からコンサルティングの依頼がありました。

早速、顧客データの検証を行い、分析をしたところ、

やはり、1度きりの購入しかない顧客がほとんどです。

1度きりの購入ということは、新規顧客にはなったものの

リピーターにはならなかったということです。

新規顧客になってから、ある期間の間に購入しない場合は、離脱顧客となります。

「ある期間」とは商品や業種によって変わります。

日常的に消費する商品は、その期間が短くなります。

新希顧客である程度の期間が過ぎた場合は、「新規離脱顧客」という分類になります。

多くの会社の顧客はほとんど「新規離脱顧客」なのです。

会社によって違いますが、90%を超える場合が多いです。

この90%が新規離脱顧客であるということの意味するのは、顧客フォローを全く行っていないということです。

そこで、顧客フォローをしましょうとなるのですが・・

いざ顧客フォローを行うと、

・DMを送ってくるな

・メール配信拒否

・電話はかけてこないで

・私の情報は削除してくれ

など、拒否反応が発生します。

その反応を見て、

「顧客フォローは顧客にとって迷惑だ」

「しかも、費用も手間もかかる」

という理由でフォローをやめていまいます。

ところが、これが大問題なのです。

「送ってくるな」という顧客がいるということは、次の4つのことが言えます。

・それまで何のフォローをしていなかったのに、いきなりフォローを始めたので、拒否する人が多い。

・そもそも、拒否する人はリピートする可能性も低いのでフォローする必要がないし、反応率の高いデータベースにすることができる。

・全ての顧客がネガティブな感情を持っているのではなく、顧客フォローを好ましく感じている顧客もいる。

・顧客フォローが真に顧客フォローの内容となっているか?売り込みだけに終始していないかをチェックする。

この4つことを踏まえて、顧客フォローを粛々と続ける

ことのことが、リピートを生む鍵です。

そして、新規離脱顧客を減らす鍵でもあります。