前回は手書きのDMは効果があるという話でした。
手書きのDM(手紙と呼んでいます)については、コンサルティングの際に必ずアドバイスしています。
以前、あるクライアント様より、このような手書きのDMが届いたということで、その手書きのハガキを見せていただきました。
大手の家電量販店からのDMでした。
通常であれば、大手企業からのDMはカラー印刷されたきれいなものです。
しかし、見せていただいたDMは大手に関わらず、手書きでした。
これは、素晴らしいことです。
大手の場合は顧客数が多いので、いちいち手書きをしていたら効率が悪いので通常は行いません。
ただ、この場合も手書きしたものを印刷したものでも、効果はありますので、それでもいいのですが・・・
前回、お知らせしたスーツの店は、手書きをコピーしたものでした。
これでもOKなのです。
話が逸れました。戻しますね。
大手家電量販店から送られてきた手書きのハガキを見せていただいたのですが・・・
一瞬で「こりゃ、ダメだな」と思いました。
なぜなら、せっかく手書きで書いているのに、明らかに殴り書きです。
一瞬である光景が目に浮かびました。
家電量販店の店員は、仕事が終わり、本来は退社できるのに、上司に「自分のお客様に手書きのハガキを書くように」
言われ、しぶしぶハガキを書いています。
早く帰りたいので、内容はともかく、急いで書いています。
「どうして、こんな面倒なことをしないといけないんだ!」
心の中で叫びながら。
当然、殴り書きになるでしょう。
これでは、気持ちが伝わらないだけでなく、メガティブな印象を受け取った人に与えてしまいます。
「なんだ、この会社は・・・なっていないな。」
という気持ちになるでしょう。
下手を問題にしているのではないのです。
下手な字でもいいから、丁寧に書いてほしいのです。
どうしても、伝えたい・・・そういう気持ちで書いてほしいのです。
そうすると、少し時間もかかるでしょう。
そうであれば、コピーでもいいのです。
せっかく、手書きで書いているのにマイナスイメージを持たれてしまうのであれば、本当にもったいないことです。
当然、リピートにも繋がりません。
