対話型AI「ChatGPT」が今、すごく話題になっています。
まだまだ発展の余地はありそうですが、今後、どうなるのか楽しみです。
また、数年前より、今後、AIの技術発展により、多くの職業はAIに取って代わるだろうと言われていいました。
本当にそうでしょうか?
私の意見では、ある程度は、そうなるだろうと思います。
でも、ビジネスにおいては、最終的に人対人の中で行われます。
例えば、先週の話題でもありました、車のセールスマンです。
ある夫婦は、車を買うなら「あのセールスマンから買いたい。」と思っています。
セールスを人工知能が行えば、どうなるでしょうか?
「あの人工知能から買いたい。」とはならないでしょう。
多くの職業がAIになってしまうと、その企業の強みが価格か商品の差別化のみになります。
同じ商品であれば、価格が安い方が売れることになり(今でもネット内ではそうなっていますが)そうなると、小さい企業は、価格競争に巻き込まれ、価格を下げざるを得ません。
よって、体力のない会社はいずれ倒産し、利益率が少なくても大丈夫な大企業だけが市場を独占します。
そうならないためにも、顧客フォローなどで他社との差別化をする必要があります。
ただし、最初の購買する際のインターフェイスがAIであれば、その企業が、どのような顧客対応をするのかがわかりません。
もちろん、AIは顧客フォローについてもきっちり説明するでしょう。
例えば、「弊社は購入後の対応も完璧です。」などです。
でも、それで顧客の心に響くでしょうか?
琴線に触れることができるでしょうか?
その部分は生きた人間しかできないと、私は思います。
その人の人となりというものが、セールスには大きく影響します。
セールスでは、対面でなく、文章によるセールスレターで顧客の心に響く文章で成約率を上げています。
それは、レターを書いている人がイメージできるからです。
どんな人が書いているのか?
が目に浮かぶのです。
逆にそうでないと、商品は売れないでしょう。
最終的にビジネスは人と人の間で行われる。
これが原理原則です。
だから、顧客フォローは、発信している人がイメージできるようできるだけ、人間味を出すことがポイントです。

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