顧客の記憶に頼らない

投稿者: | 2018年7月20日

リピーターを増やす。
このようなマーケティング戦略論を専門としているコンサルタントは私以外にもたくさんいます。

ある方は、そのお店や会社を印象付けることでリピートが増えるとの説を唱えています。

つまり、「カレーなら、このお店」「ラーメンなら、あそこ」
とか、「なになになら、ここ!」のように長く記憶に留めておけるようにすれば、リピーターが増えると言っています。

それでは、関係性マーケティングが専門である私の意見を言いますね。

確かに記憶に残ることができればリピーターが増えるでしょう。

でも、それは顧客任せになってしまいます。
つまり、リピートするかどうかは、顧客が完全に主導を握ることになります。

もちろん、顧客にその気がないのに、無理にリピートさせることはできません。
ということは、確かに、どうしても顧客主導になります。

しかし、最初の購買時に印象付けるだけで、記憶に残り、あとは、何もせず、顧客の記憶だけに頼る。ことは、明らかに弱い戦略です。

つまり、購買した後、どのように顧客フォローするか?
で、またリピートするかどうかを顧客に判断していただく。
この方が購買時だけの接触だけでなく、いかに顧客を大事にしているかを伝えることができます。

また、現代の顧客には、選択肢が多くあり、いくらでも違うお店や会社を選択できる権利があります。

そして、大量の情報が蔓延しています。
その傾向は、今後はさらに強くなるでしょう。

ということは、1度の購買で顧客の記憶にいつまでも残るというのは、かなり無理があります。

顧客は時間が経てば、経つほど、どんどん記憶が薄れていきます。
さらに、先ほども言ったように、情報が蔓延しています。
記憶の薄れる時間がさらに早くなるでしょう。

これらを考えると、顧客フォローで何度も接触することがいかに大切かが分かるでしょう。

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懐かしい感じのオムライスをいただきました。