大損していない?

投稿者: | 2019年7月18日

あなたの会社では、どのお客様がロイヤルカスタマーか把握していますか?

80対20の法則でもあるように、上位であるロイヤルカスタマーが会社全体の売り上げや利益に与える影響は大きいです。

利益のほとんどはロイヤルカスタマーがもたらしたものです。

新規顧客は獲得するまでに、多くのコストが必要です。

例えば、広告費ですね。

40万円で地方新聞に広告を出したとします。

その広告で電話をしてきた人が40人だったら、CPAは1万円です。

(実際40人は厳しい数値ですが)

それで、3000円の商品を売ったとしても、7000円はマイナスですね。

その40人のうち、何人かはリピートしないと赤字です。

つまり、広告費など一切コストを使わない場合以外は、新規顧客獲得の時点では利益はないのです。

実際に、コストを一切使わずに顧客獲得するのは、無理ではないですが、めちゃ難しいです。

また、時間も相当かかります。

一方、ロイヤルカスタマーはすでに顧客なので、集客に関するコストはほぼありません。

もちろん、フォローを絶えずしないと離脱(離れていく)するので、そのためのコストは必要ですが、広告などに比べると微々たるものです。

メールなどであれば、手間だけでコストはほぼゼロです。

それでいて、あなたの商品を気に入ってくれていますから、何度もリピートします。

コストがかかっていないので、利益は大きいですね。

だから、ロイヤルカスタマーを大事にしないといけません。

コストをかけないと言っても、微々たるものですから、少しコストをかけても、離脱しないように細心の注意が必要です。

私がアドバイスしているのは誕生日プレゼントです。

当然ながら、誕生日はそれぞれ違いますね。

そうすると、全員に同じように同時に送っているのではないというのが、送られてくる方もわかっています。

「あなただけ感」が強く感じますので、パーソナルな繋がりを作ることができます。

私に相談されてくる方で次にように言った経営者がいました。

「優良顧客は何もしないでも買ってくれるので、そこで費用を使うことはないです。」

あなたなら、もうお判りですね。

この方は大損しています。