今日は広告の話をします。
ネットにおいても、雑誌やフリーペーパーなどでも広告規制があります。
比較的、規制の比較的ゆるいところ、すごく厳しいところなど媒体により違いはあります。
しかしながら、全体的に規制は厳しくなっていく方向にあります。
数年前までは、ビフフォー・アフターの掲載OKの媒体もありましたが、今は完全にNGです。
広告を出し側に立つと、「これぐらいは許してほしい」
「この表現がないと、問い合わせが激減する」
と日々、悶々と感じながら、なんとか規制にかからないようにして広告を出しています。
このように規制を厳しくするのは、消費者の保護が大前提であり、誇大広告から消費者を守るためでもあります。
これは私も一理あると思っています。
規制がないと、商品の効果を誇大に盛ったコピーを書いてしまいます。
「使った瞬間に・・・」
「誰もが見たこともない驚きの結果が・・・」
「えっ、たったこれだけで・・・」
などなど、(表現としてはもっと具体的になります)
本来はそこまでの効果がないのに、消費者を惹きつけようとして盛大に盛ってしまいます。
そうすると、多くの注文があるのは至極当然です。
ところが、その後が問題です。
通常はフロントエンド商品(集客商品)を広告で販売して、バックエンド商品(本来の売りたい商品)を売るための導線を引いているのです。
しかしながら、最初に入り口である広告のコピーが誇大であると、「フロントエンドを使ったが、思ったような商品ではなかった」と感じる方が多くなり、結果的に目的であるバックエンドを売るというミッションが完了できなくなります。
ただし、顧客データは多く集まりますので、その後のマーケティングをしっかり作っておけば、利用価値としては大きい。ともいえるでしょう。
そこで、私の意見です。
目を引くコピーは必要とは思います。
しかし、それは事実に基づいていることが原則です。
そして、極めて真面目に丁寧にメリット、デメリットを出すことにより、信頼性を感じていただくことが必要です。
それにより、注文数が少なくなったとしても(私はさほど減るとは考えていません)そこからバックエンドにつながる率は高くなり、その後、ロイヤルカスタマーになる確率が高くなります。
つまりは、結果的に利益は最大限に得られることになります。
