ロイヤルカスタマーは特別に

投稿者: | 2023年1月19日

80対20の法則に沿って、顧客全体では少数であるロイヤルカスタマーの売り上げが、利益のほとんどを占めています。

一人ロイヤルカスタマーが増えるだけで、会社の利益に対する影響は大きいのです。

例えば、ある通販会社ではロイヤルカスタマーの定義として、購買額が7万円以上、顧客期間(顧客でいる期間)が8ヶ月以上としています。

販売している商品は約1万円です。

なので、単純に考えて、7回はリピートしています。

商品の原価や送料を引いた粗利が約5万円です。

もちろん、ロイヤルカスタマーも集客時には広告費などの費用をかかっていますので、単純に5万円から1万円を引いて4万円です。

しかも、上記の4万円の粗利の顧客はロイヤルカスタマーに成り立ての顧客になります。

ということは最低でも4万円の利益をもたらしてくれ、さらに、今後もリピートが増えることが期待できるので、10万円、20万円など一人のロイヤルカスタマーが利益をもたらしていただけるでしょう。

この会社ではロイヤルカスタマーの方で240万円以上の利益をもたらしてくれている顧客もいます。一方、新規顧客獲得時には粗利はありません。

ほぼ赤字です。

なので、ロイヤルカスタマーを一人でも増やす必要があります。

ロイヤルカスタマーを増やすことで、利益が増え、その利益で新規顧客を増やすことができるのです。

そして、その新規顧客をロイヤルカスタマーに育成することで、さらに利益が増えるという、良い循環になります。

そのロイヤルカスタマーが離脱することは、できるだけ避けることが必要です。

だからこそ、ロイヤルカスタマーには特別なフォローをします。

例えば、誕生日にプレゼントをするなどです。

以前、相談に来られた会社にロイヤルカスタマーへのプレゼントを提案しました。

そして、プレゼントをロイヤルカスタマーにお届けしたのですが、その1回限りでした。

それ以降は、ほったらかしです。

「今後も続けてください。」とアドバイスしたのに、面倒で費用がかかると思ったのでしょうか。

それ以降はロイヤルカスタマーが他社に取られる件が増えたと聞いております。

ロイヤルカスタマーは会社の財産です。

常に大切に特別なフォローをしましょう。

日本橋

No649