私は今でこそ、関係性マーケティングと言っていますが、
最初にコンサルティングを始めた頃は、データベースマーケティングと言っていました。
データベースマーケティングはかなり昔からあり、コンピューターの登場した頃から始められたマーケティングです。
それまでは、電子媒体でデータを保存することができず、紙で管理するしかなかったのです。
だから、大量のデータを持っていても、それを生かすことができませんでした。
コンピューターが登場すると、顧客情報を電子媒体で大量に保存でき、それを分析することで、どのような顧客が、優良顧客になりやすいか?
などが分かるようになりました。
データベースマーケティングというと広義な意味合いになり、膨大なデータから、何らかの規則性を見つけ出すというような、データマイニングのようにもとられている場合もあるでしょう。
そこで、それは分析の一つであり、目的は顧客との関係性を深めることで、利益が増え、顧客にとっても良い買い物ができるという、ウィンウィンの関係性でもあるということです。
こちらにとっても、顧客にとっても良いというビジネスを目指そうということで、関係性マーケティングと言い換えました。
なので、「売れればいい」「儲かればいい」というのとは真逆の考え方です。
そういうことを言うと「そんなきれいごとでビジネスは成り立つのか?」
「商売とは、もっと、泥臭いものではないのか?」
というベテランビジネスマンもいると思います。
でも、考えてみてください。
あなたが、誰かに商品やサービスを提供することで、その人の心が豊かになったり、救われたりすることがあるのです。
そう考えると、「誰かの役に立つ」ということがビジネスをする意義でもあると思います。
なので、顧客とウィンウィンの関係性をつくることで、
ビジネスが発展するのです。