価格を下げることはいいのか?悪いのか?
というテーマでお話します。
売上げに困ったとき、顧客が獲得できなくなったとき、
そんなときに、どうしてもしてしまう。
それが、「値下げ」です。
そして、値下げをすると、ライバル会社も同じぐらいの価格に
下げないと売れなくなるので、同じく値下げをします。
すると、また、集客できないので、さらに下げます。
ライバルも、それを見て、さらに下げる。
価格競争まっしぐらです。
そして、利益率が下がるので、人件費やその他の経費を
下げようとする。
そうなると、サービスが低下する。
さらに、社内の士気が下がる。
売っても、売っても、お金が残らないので、
モチベーションはどんどん下がります。
結局、どこかが潰れ、淘汰されます。
もしくは、ゲームの参加社、全員が潰れ、このビジネスモデルが
成り立たなくなります。
誰にとってもいいことはありません。
でも、「値下げ」の作業自体は簡単で、頭も使いません。
だから、困ったら、とりあえず価格を下げる・・・
ということをやってしまいます。
一旦、下げた価格は、上げるのは難しいですね。
なので、値下げは「悪魔の誘惑」です。
関係性マーケティングでは、価格はあまり関係ありません。
ぜんぜん関係ないとは言いませんが、あまり関係ありません。
なぜなら、関係性か築いているので、あえて安くする必要がないのです。
どうして、このような価格になっているのか?
などの情報提供を常にしているからです。
しかも、関係性が構築できているということは、信頼性も高いということなのです。
だから、値下げすることは、返って信頼性を落とすことになりかねません。
集客に困って、値下げしようとする場合、
もう一度、顧客との関係性を構築できないか?
を真剣に検討することをおすすめします。