値下げは悪魔の誘惑

投稿者: | 2018年2月23日

価格を下げることはいいのか?悪いのか?
というテーマでお話します。

売上げに困ったとき、顧客が獲得できなくなったとき、
そんなときに、どうしてもしてしまう。

それが、「値下げ」です。
そして、値下げをすると、ライバル会社も同じぐらいの価格に
下げないと売れなくなるので、同じく値下げをします。

すると、また、集客できないので、さらに下げます。
ライバルも、それを見て、さらに下げる。

価格競争まっしぐらです。

そして、利益率が下がるので、人件費やその他の経費を
下げようとする。

そうなると、サービスが低下する。
さらに、社内の士気が下がる。

売っても、売っても、お金が残らないので、
モチベーションはどんどん下がります。

結局、どこかが潰れ、淘汰されます。
もしくは、ゲームの参加社、全員が潰れ、このビジネスモデルが
成り立たなくなります。

誰にとってもいいことはありません。

でも、「値下げ」の作業自体は簡単で、頭も使いません。
だから、困ったら、とりあえず価格を下げる・・・
ということをやってしまいます。

一旦、下げた価格は、上げるのは難しいですね。
なので、値下げは「悪魔の誘惑」です。

関係性マーケティングでは、価格はあまり関係ありません。
ぜんぜん関係ないとは言いませんが、あまり関係ありません。

なぜなら、関係性か築いているので、あえて安くする必要がないのです。

どうして、このような価格になっているのか?
などの情報提供を常にしているからです。

しかも、関係性が構築できているということは、信頼性も高いということなのです。

だから、値下げすることは、返って信頼性を落とすことになりかねません。

集客に困って、値下げしようとする場合、
もう一度、顧客との関係性を構築できないか?
を真剣に検討することをおすすめします。