既存顧客はどんな素晴らしいフォローをしても、どれほど、多大な信頼性を築いても、必ず減ります。
環境が変わり、その商品を必要としなくなったかも分かりません。
また、物理的に買いたくても、買えない状況になったのも分かりせん。
仕事を辞めてお金がないとか、引越したので買いにいけないとか、そのような理由です。
このように、どんなことをしようが、顧客数は減少します。
「仕方ないなら、一生懸命フォローしても無駄では?」
という方も多いです。
これは何度も言っているように、
「何もしないと減っていくスピードがどんどん加速します。」
ということです。
顧客数は絶対に減りますが、それを最小限にとどめるのが、
関係性マーケティングでもあります。
顧客数が減るので、必要なのは新規顧客獲得です。
通常の方の場合、新規顧客獲得のことしか考えていません。
問題はここです。
先ずは既存顧客フォロー計画を立ててから、新規顧客獲得です。
なぜなら、必死で新規顧客獲得しても、その後のフォローが何もないと、ザル状態です。
獲得した先から、どんどん顧客が離脱していきます。
新規顧客獲得にはお金も、時間も必要です。
つまり、体力勝負という感じです。
顧客フォローの仕組みがないと、そのうち体力(資金)は尽きて倒れてしまいます。
なので、顧客フォローをしながら体力を温存して、
その分で、新規顧客を獲得するのです。
「先ずは顧客フォローの計画を立ててから・・・ということを先にしても、全然、収益にならないのですが?」
というご意見もよくいただきます。
なにも、最初から完璧なフォロー計画を立てましょうとは言っていません。
新規顧客を獲得したら、その顧客に次に何をするか?
その1手、2手ぐらいまでは考えておきましょう。
ということです。
それで、とりあえず新規顧客獲得できれば、
2手までの時間が稼げます。
その時間で3手、4手のフォロー計画を立てるのです。