属人的なシステムにしない

投稿者: | 2017年7月4日

関係性マーケティングは顧客フォローが必須です。

しかも、これは延々と続けないと意味がありません。
つまり、終わりはありません。

人の人の結びつき、もしくは、人と企業の結びつきは、一夜にしてできることはないのです。

ところで、関係性マーケティングを進めるにあたり、大きな会社と、小さい会社。
どちらが有利と思いますか?

実は小さい会社の方が進めやすいのです。

これは、私の著書『私のことわかってくれてる。」でも書いています。

なぜ、小さい会社の方が進めやすいのかというと・・・

例えば、社長一人だけの会社だった場合。
その社長が「関係性マーケティングをする」という強い意志があれば、それでほぼうまく進めることが出来ます。

ところが、数十人、数百人の従業員がいる場合、社長が「関係性マーケティングをすすめよう」と言っても、全員が同じ方向を向くことはありません。

一応、「はい、わかりました」と言っても、結局、さぼってほとんど何もしない人もいるでしょう。

「あの人は一生懸命しているけど、あいつは何もしていないな」
となると、不公平感もあります。
マネジメントの観点からも放置しておくことができません。

そこで、
「どうして、君はちゃんと決められたことをしないのか?」
と指導しても、
「えっ、やっていますよ。それなりに」とか
「これこれこういう理由で、できないのです。」とか
言い訳や開き直り、もしくは反省したふりだけで、しばらくすると、また元通り・・・
結局は、何もしていないということが多いです。

複数の人が、関係性マーケティングを一緒に進めないといけない場合、その複数の人が、関係性マーケティングを理解しているか?
そして、その目的に対して、「よし、やっていこう!」という強い意志があるか?
という、関係性マーケティング導入以前の問題があります。

この問題があり、ほとんどの場合はうまく行きません。

そこで、私はこのように考え、進めていきます。

「関係性マーケティングは会社主導ですすめる。」ということです。

理想は会社全体ですすめることですが、その人の資質の問題があり、できない場合がほとんどです。

なので、システムとして取り込むのです。
「AさんがB顧客にCの案内をする。」というフォロータスクがあるとします。
Aさんに任せきりにすると、するかどうかはAさんの判断になります。

ところが、
「AさんがCの案内をしないと、次のDフォローに進むことができない」
というシステムにするのです。

このシステムは日が介在せず、あくまでのシステムにします。
これで、エラーの多い方には、配置転換とか、評価を下げるわけです。

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梅雨ですね。
先日、雨が降っていましたが、夕方になって晴れてきました。
夕焼けが綺麗でした。

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