関係性マーケティングは、ほとんどの業種で効果的です。
でも、通販専用では?と思っている方も中にはいます。
もちろん、通販でも効果的ですが、来店型のビジネス、
訪問型のビジネスでも効果的です。
私が現在コンサルティングしている会社でも、通販は半分ぐらい
後は来店型や訪問型の会社もコンサルティングしています。
そもそも、私がデータベースを活用したマーケティングを行い始めたのは、前職の会社でした。
通販ではなく、訪問型の企業のマーケティングをしていました。
大企業に対して、データベースを提供し、マーケティング手法を説明する仕事でした。
なので、そもそも通販出身ではないのです。
でも、関係性マーケティングは通販の方が、比較的、導入はしやすいといえるでしょう。
その理由を説明しましょう。
訪問型や来店型の場合、顧客とのインターフェイスが営業マンであったり、スタッフであったりします。
「このお客様には、このような対応を。別のお客様には別の対応を。」
というような指導をしても、必ずしも、そのようには対応してくれない場合が多いです。
しかも、各個人には、それぞれスキルもバラツキがあります。
この方は、気づかいができ、臨機応変な対応ができるとか、
この方は、口下手でお話することにすら躊躇するとかです。
バラツキが出るということは、予測していた結果が生まれにくいのです。
ですので、ここはスタッフ教育を先にしないといけません。
例えば、
・どうしてこのようなことをするのか?その目的
・そうすると、結果的には、このような効果がある
・お客様も喜び、そしてスタッフにもその見返りがある。
などなどをしっかり、腹に落ちるように説明し、必要なら、シミュレーションをしたようなロールプレイングをしてもいいでしょう。
まずは、関係性マーケティングをシステム化して、スキルの優劣に関わらず、できるような仕組みにする必要があります。
一方、通販は営業マンがいません。
(電話対応はありますが・・・)
そうなると、手紙やメールなどの対応が主となります。
であれば、フォロー手順の一元管理ができ、バラツキも起こりません。
このように、通販の方が比較的、導入がしやすいのです。
私は訪問型の企業のマーケティングからスタートしてきたので、複雑な関係性マーケティングでも対応ができます。
ほぼ全ての業種に関係性マーケティングが対応可能という根拠は、多くの企業のコンサルティングをした結果とも言えます。
さらに、究極の答えは、
「結局のところ人と人との結びつきにより商売が成り立つ」
からであり、人との関わりこそが、関係性を重視することであるからです。