売り込みが情報提供になるために

投稿者: | 2022年10月28日

私はコンサルティングしている会社の経営者に必ず言っていることがあります。

「コンサルティングの期間が終了しても、顧客フォローは必ず続けてください。」

コンサルティングしている間は、私が顧客フォローの状況をチェックしていますので、フォローは止まることはありません。

しかし、コンサルティングの期間が終わり、私がチェックすることもしなくなると、徐々に元の業務体制に戻ってしまい、やがて、顧客フォローもしなくなります。

最低限、メルマガは続けて欲しいのですが、それも面倒になり辞めてしまう方もいます。

メルマガを辞めてしまうと、最低限の顧客との接点も無くなります。

そうなると、やがて顧客はあなたのことを忘れてしまうのです。

そして、リピートすることも、ほぼ無くなります。

一度、離れてしまった顧客はロイヤルカスタマーでない限り戻ってくることはありません。

つまり、いくら新規顧客を獲得していても、顧客離れはどんどん進んでいきます。

以前、コンサルティングしていたある会社でも、同じことを言いました。

しかし、その方も最低限の接点であるメルマガを辞めてしまいました。

そして、1年ほど経ってから、思い出したように、メルマガの配信をされたのです。

内容を読んでみたら、「新しいサービスを始めたので・・・ぜひ」のような内容です。

つまり、売り込みです。

この1年の間に、何度も接触して、顧客にとっての役立つ情報や近況(仕事のことだけでなく)を都度、伝えることにより、顧客との間が徐々に温まってきます。

そして、新しいサービスの内容を伝えることで、売り込み臭は無くなり、顧客にとっても新しい情報提供になるのです。

それなのに、顧客のことを考えずに、お知らせしたいことがあれば、これまでほったらかしなのに、突然、一方的に送りつける。

これは、売り込み以外の何物でもないのです。

No379

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