集客の入り口を考える

投稿者: | 2022年4月21日

ある通販会社より次のような相談を受けました。

ネット広告をしていたが、最近はコンバージョンが高くなり広告費を回収できないので、ネット広告をやめたとのこと。

なので、フリーペーパー中心に広告を出しているとのことです。

ところが、なかなかリピートに繋がらないので、何とかしたいとのことでした。

あなたなら、この質問にどのように答えますか?

それでは、私の答えです。

私の経験では、6、7年前までは、紙広告は優良な媒体でした。

適切な顧客フォローをしていれば、リピート購買も好調でした。

ところが、現状ではそのような状況ではありません。

それは、紙媒体の読者が高年齢化しているのが、要因の一つでしょう。

広告代理店に聞きますと、購読数が減っているので、廃刊するフリーペーパーも多くなっているらしいです。

つまり、高齢者が読者の中心となり、若い層は紙媒体をそもそも読まないのです。

スマホが情報源の中心になっていることから、新聞や雑誌の購読数が減っています。

高齢者の一部でもタブレットやスマホを使っている方もいるとは思いますが、少数派でしょう。

さらに、私の調査では、フリーペーパーなどの紙媒体で集客した顧客の7割は年金受給者です。

そう考えると、多くの方は高価な買い物は躊躇するでしょう。

実際に、「年金暮らしで、高くて商品を買えない」というお電話を多数いただきます。

それに、ほとんどの方が働いていないと思われますので、ニーズやウォンツを感じる機会が減るのでは?との予測もできます。

このようなバックグラウンドがある限り、どんなに顧客フォローをしても、リピート促進はかなり困難でしょう。

だから、もう少しネット広告でテストを繰り返して、適正化する努力が必要だったと思います。

この場合、新規顧客の入り口戦略を早急に見直す必要があります。

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