既製品のCRMのメリット、デメリット

投稿者: | 2023年8月3日

私の専門としている関係性マーケティングはCRMを基本として、中小企業、個人事業など小規模な組織でも使えるマーケティングです。

ところで、CRMのシステムを自前で用意するには多くの資金が必要になってきます。

私がまだサラリーマンだった頃の担当していた大手製薬企業では、数億円の費用をかけたCRMを構築しておりました。

(結果的に失敗に終わりましたが)

では、中小企業ではそんな費用をかけてシステムを構築することは現実的に不可能です。

そこで利用されているのが、ASPなどの既存のCRMのシステムです。

私の管理している通販会社も便宜的にASPのCRMのシステムを利用しています。

しかし、実際の関係性マーケティングは私が設計した自前のCRMでマーケティング活用をしています。

こちらはまた、後日、事情をご説明したいと思います。

ASPなどの既存のCRMの多くは、月々数千円から数万円など安価で利用できるので、小規模事業でも十分活用できます。

しかしながら・・・

既存のCRMは様々な業種の企業の使用を前提に作られています。

なので、自社のビジネスには合わない部分が相当あります。

販売している商品やサービスが違う、顧客の特性も違う、

販売するプロセスも違う・・・

そのような会社を一つのシステムでまかなうことは、

事実上、無理なことなのです。

なので、せっかく情報を管理していても、それを十分にマーケティングに活用できていないのです。

最近は多くの会社が利用することを踏まえ、多機能になっているCRMもありますが、多機能になったため、結果的に使いづらいシステムになっています。

また、会社の財産とも言える顧客情報を他社の管理下に置かれていることは、かなりセキュリティ上も不安があります。

その会社が今後も永続的に管理できるのか?

情報漏れも心配はないのか?

個人情報保護の観点から、あまり好ましい状況ではありません。

では、どうすればいいのか?

大きな費用をかけることなく、自社にあった基本的な機能に絞ったシステムを作るべきなのです。

つまり顧客基本情報、購買履歴情報。

この2つの情報をデータベース化するだけもでも、十分、効果的なマーケティングができます。

昆布そば

No593